Amarilli mia bella

アマリッリ、美しいひと

  • 演奏: 福井敬(テノール)/アントネッロ
  • 発売日: 2017年12月8日(CD) / 2017年12月1日(配信)
  • 録音: 2017年6月2–3日・岩舟文化会館(24bit/96kHz、A=440Hz)
  • 聴きどころ: 初期バロックの名歌集を、柔らかな発声と通奏低音の躍動で描く。モンテヴェルディ《オルフェオ》の名場面から、カッチーニ、フレスコバルディ、ロータ〈若者とは?〉まで、言葉の美とリズムの推進力を凝縮。
  • 収録: 全13曲(モンテヴェルディ《オルフェオ》抜粋/Caccini, Frescobaldi, Sances, Calestani, Rossi, Rota ほか)
  • 品番: KCD-2058(CD) / KDC-2058(配信) JAN: 4562257810352
  • 価格: ¥3,000(税込) / ¥2,778(税抜)
  • 配信: Qobuz / mora / Apple Music / Spotify / NML
  • 取扱い: ナクソス・ジャパン
福井敬《アマリッリ、美しいひと》 ジャケット
  収録曲|TRACK LIST
1 こんなふうに僕を軽蔑して ジローラモ・フレスコバルディ
|Cosi mi disprezzate: Girolamo Frescobaldi(1583–1643)
2 このうえなく美しい髪 アンドレア・ファルコニエーリ
|O belissimi capelli: Andrea Falconieri(1585/1586–1656)
3 《5声のバレット集》より 恋する人(楽しい人生) ジョバンニ・ジャコモ・ガストルディ
|L’innamorato(A lieta vita) from “Balleti a cinque voci”: Giovanni Giacomo Gastoldi(c. 1554–1609)
4 アマリッリ、美しいひと ジュリオ・カッチーニ
|Amarilli, mia bella: Giulio Caccini(c. 1545–1618)
5 6 音楽寓話劇《オルフェオ》より
天上の薔薇~覚えているだろうか、影なす森よ クラウディオ・モンテヴェルディ
|Rosa del ciel―Vi ricorda, o bosch’ombrosi from “L’Orfeo”, favola in musica: Claudio Monteverdi(1567–1643)
7 きみの自由を奪った男が ジョヴァンニ・フェリーチェ・サンチェス
|Usurpator tiranno: Giovanni Felice Sances(c. 1600–1679)
8 愛の神よ、あなたは翼を持っている ジュリオ・カッチーニ
|Tu ch’hai le penne, Amore: Giulio Caccini
9 きれいなきれいなおじょうさん ヴィンチェンツォ・カレスターニ
|Damigella tutta bella: Vincenzo Calestani(1589–1617)
10 美しい瞳が私を殺す ルイジ・ロッシ
|M’uccidete begli occhi: Luigi Rossi(c. 1597–1653)
11 悲しみの聖母 ジョヴァンニ・フェリーチェ・サンチェス
|Stabat Mater: Giovanni Felice Sances
12 胸のうちにある苦しみが クラウディオ・モンテヴェルディ
|Si dolce è’l tormento: Claudio Monteverdi
13 若者とは? 映画『ロミオとジュリエット』より ニーノ・ロータ
|What is a Youth? from “Romeo and Juliet”: Nino Rota(1911–1979)
福井敬:テノール|Kei Fukui: Tenor
《アントネッロ|Anthonello》
濱田芳通:リコーダー&コルネット|Yoshimichi Hamada: Recorder & Cornett
石川かおり:ヴィオラ・ダ・ガンバ|Kaori Ishikawa: Viola da Gamba
西山まりえ:チェンバロ&ヒストリカル・ハープ|Marie Nishiyama: Cembalo & Harp
—福井敬の新たなる境地!初期バロックの名曲をアントネッロと紡ぐ!—
言うまでもなく福井敬は、日本を代表するテノールのひとりである。華やかなオペラの舞台からリート、日本の歌まで、そのレパートリーは広く、表現は深い。そんな福井敬が、初期バロックの名曲を録音した。ワーグナーやヴェルディの大曲で見知っている福井敬の、別の顔に出会える素敵なアルバムだ。福井敬独特の、よく響き、甘く、ちょっと切なく、でもあくまでも端正な声が、アントネッロという今いちばん旬な古楽アンサンブルに支えられ、刺激されて、融通無碍に飛翔する。教室のお手本のような古典歌曲ではなく、「バロック」のスリリングな美を、文字通り「体感」させてくれるディスクである。ほんと、痺れます。〔加藤浩子〕
レコーディング|CREDITS
  • CD・配信
  • 岩舟文化会館
  • 2017年6月2日-3日
  • 24bit/96kHz
  • A=440Hz
  • ジュエルケース・曲目解説付