ワークフロー

ワークフロー

最も重要でありながら最も共有されていないのが「ワークフロー」であると感じる。

制作が製品作りの一端である以上、安全・確実でなければならないし、また多くの予算を割く以上、可能な限り無駄は無くしたい。
これまで、事前準備と計画を端折って、後悔される製品が生まれてしまったり、果てにはリリースされなかったりというケースを目にしてきた。計画については機を改めて書きたいと思うが、まずはワークフローが共有されるべきである。

他で述べたことと関連するが、記録の手法はやや原始的なテープからDAWへ、メディアもCDだけでなく配信へ変容してきた。価値や作業内容もよりフィジカルな形からよりメタ的な概念へと変容している。正しくワークフローを理解できていないと、現在どの工程を進行しているのか把握できなく、結果正しい時期に正しい判断・要望・修正等が出来ず、結果然るべき確認も怠ることとなり、求める製品作りに支障をきたす。

特に『ロードバック』と『プルーフ』の工程の重要性と意味が理解できていない製作陣が多すぎる。主にマスターがDDPで入稿される様になってから以降の工程であるが、チャートから意味を理解しなければならない。